
サロンでネイルを付けたあと、「これはいつまで持つのだろう」「次はいつ行けばいいのだろう」と気になる方は多いと思います。サロンでも、お会計のときにいちばんよく聞かれる質問です。
先に答えをお伝えすると、ジェルネイルの持ち期間は、ハンドで3〜4週間が目安です。ただ、水仕事の多さや爪の使い方で、1週間ほど前後します。
この記事では、期間の目安と付け替える時期、持ちが悪くなる原因、長持ちさせる方法を、天文館のネイルサロンriccaが順にご説明します。
ジェルネイルの持ち期間は3〜4週間が目安
ジェルネイルは、ジェル状の樹脂を自爪に塗り、ライトを当てて固める(硬化させる)ネイルです。マニキュアと違って乾かす時間がいらず、固めたあとはすぐに手を使えます。
持つ期間は、手と足で変わります。目安は以下のとおりです。
| 持ち期間の目安 | 爪が伸びる速さ | |
|---|---|---|
| ハンド | 3〜4週間 | 1日に約0.1mm(30日で約3mm) |
| フット | 1か月半〜2か月 | 30日で約1.5mm |
ハンドは3〜4週間
手の爪は、1日におよそ0.1mm伸びるといわれています。3週間で約2mm、4週間で約3mmです。
ジェルそのものは、4週間たっても固いままのことがほとんどです。それでも3〜4週間が目安になるのは、爪が伸びて根元にすき間ができるからです。根元が3mmあくと、見た目にも「伸びたな」と分かるようになります。
フットは1か月半〜2か月
足の爪は、手の半分ほどの速さでしか伸びません。靴下や靴に守られていて、物にぶつかることも少ないので、ハンドより長く持ちます。
当店でも、フットは6〜8週間で付け替える方がほとんどです。夏のあいだに2回、という通い方が多くなっています。
付け替えの頻度は月に1回が基本
ハンドの期間が3〜4週間ということは、付け替えの頻度はおよそ月に1回です。1か月分の予定に、ネイルの日を1日入れておくイメージです。
土日や夕方は予約が埋まりやすいので、お帰りのときに次回の予約を取っておく方が増えています。期間があきすぎるのを防げますし、行事の前に合わせることもできます。予定が変わったら、前日までに変更していただければ大丈夫です。
ジェルネイルの持ち期間はセルフとサロンで変わる
最近は、自宅でセルフネイルを楽しむ方も増えました。お客様にうかがうと、セルフのときは1〜2週間で浮いてきた、という声が多く聞かれます。
期間に差が出るのは、ジェルの質よりも、塗る前の下準備の違いです。サロンでは、次のような工程に時間をかけています。
- 甘皮と、爪の表面に張りついた薄皮を取りのぞく
- 爪の表面の油分と水分をふき取る
- 必要な場合は、表面を軽く削って密着しやすくする(サンディング)
- 爪の先端の断面(エッジ)までジェルで包む
- 皮膚にはみ出した部分を、硬化の前に取りのぞく
とくに差が出るのが、エッジと、はみ出しの処理です。先端まで包まれていないと、そこから水が入ります。皮膚にジェルが乗ったまま固まると、そこを起点に端がめくれてきます。
セルフで持ちが悪いと感じている方は、この2つのポイントを見直してみてください。それでも浮く場合は、一度サロンで自爪の状態を見てもらうのが近道です。
ジェルネイルの持ち期間を過ぎたら付け替える理由
「まだ取れていないから、もう少しこのままで」と思う方もいらっしゃいます。けれども、目安の期間を過ぎたジェルをそのままにするのは、おすすめしていません。理由は3つあります。
すき間から水が入りやすくなる
時間がたつと、ジェルの端が少しずつ爪から浮いてきます。浮いたところに水が入り、乾かないままになると、爪が緑色に変わる「グリーンネイル」になることがあります。
グリーンネイルは、すき間で菌が増えて起こる変色で、放っておくと広がる可能性があります。痛みがないので、オフしてはじめて気づく方もいます。変色に気づいたら、ジェルを外して爪を休ませ、気になる場合は皮膚科にご相談ください。
爪が折れやすくなる
爪が伸びると、ジェルの重心が先のほうへ移ります。その状態で指先をぶつけると、てこの力がかかります。自爪ごと折れたり、亀裂が入ったりしやすくなります。深いところで折れると、治るまで次のネイルができず、爪への負担も大きくなります。
デザインの見え方が変わる
根元があくと、グラデーションやフレンチは形の釣り合いがくずれます。先が長くなるぶん、服や髪にも引っかかりやすくなります。
ジェルネイルの持ちが悪くなる5つの原因
同じジェルを同じ日に付けても、2週間後に浮く方と、4週間きれいなままの方がいます。差が出る原因は、主に次の5つです。
- 水に触れる時間が長い
- 爪先を道具のように使っている
- 手や爪が乾燥している
- 施術の前にハンドクリームやオイルを塗っている
- 爪が薄い、または反りやすい
いちばん多いのは水です。爪は水を吸うと少しふくらみ、乾くと元に戻ります。固いジェルはその動きについていけないため、くり返すうちに端からはがれてきます。食器洗い、お風呂掃除、長湯の機会が多い方は、どうしても期間が短くなりがちです。
次に多いのが爪先の使い方です。缶のふたを開ける、シールをはがす、段ボールを開ける。こうした動きは、ジェルの先に強い力をかけます。
見落としやすいのが、施術の前のハンドクリームです。爪の表面に油分が残っていると、ジェルが密着しません。ご来店の日は、ハンドクリームやネイルオイルを塗らずにお越しください。
自爪が薄い方は、爪そのものがしなるので、ジェルが浮きやすくなります。当店では、爪の状態を見て、やわらかいベースジェルを使ったり、厚みを少し足したりして調整しています。
ジェルネイルの持ち期間を延ばす4つの方法
原因が分かれば、対策はむずかしくありません。お客様にお伝えしている方法は、次の4つです。特別な道具は必要ありません。
水仕事はゴム手袋を使う
食器洗いとお風呂掃除のときだけでも、ゴム手袋をつけてください。これだけで、持ちが1週間変わる方もいます。洗剤から手肌を守ることにもなります。
爪先ではなく指の腹を使う
髪を洗うときは、爪を立てずに指の腹で洗います。缶のふたやシールには、スプーンの柄やカードを使ってください。スマートフォンやキーボードも、指の腹で打つようにすると先が欠けにくくなります。
ネイルオイルで毎日保湿する
爪と指先が乾燥すると、ジェルと爪のあいだに段差ができやすくなります。寝る前に1回、爪の根元と裏側にオイルを塗る習慣をつけてください。爪の裏側は忘れやすいのですが、ここがいちばん乾きます。
長さは爪切りではなくやすりで整える
伸びた爪を爪切りで切ると、衝撃でジェルにひびが入ります。長さが気になるときは、やすりを一方向に動かして少しずつ削ります。削ったあとは、断面からはがれやすくなるので、早めに付け替えてください。
ジェルネイルが持ち期間の途中で浮いたときの対処
気をつけていても、途中で浮きや欠けが出ることはあります。そのとき、自分ではがすのはやめてください。ジェルと一緒に爪の表面までめくれて、薄くなってしまいます。
浮いた部分に髪が引っかかるときは、ばんそうこうで軽く押さえて、サロンにご連絡ください。接着剤で付け直すのも、中に水が閉じこめられるのでおすすめできません。
当店では、施術から7日以内の浮きと欠けは無料でお直ししています。8日目以降は、1本330円の補修です。1本だけなら15分ほどで終わります。
ジェルネイルの持ち期間についてよくある質問
行事の何日前に付けるのがよいですか
結婚式や旅行に合わせるなら、2〜3日前から1週間前がおすすめです。前日でも問題ありませんが、長さや形に慣れる期間が少しあると安心です。当店では、万一の浮きに備えて、お直しができる日数を残してご予約いただくようお伝えしています。
5週間以上あけても大丈夫ですか
浮きがなければ、すぐに問題が起きるわけではありません。ただ、根元が大きくあくと折れやすくなります。ハンドは4週間、長くても5週間を上限にお考えください。
ジェルネイルを続けると爪は薄くなりますか
爪が薄くなる原因の多くは、ジェルそのものではなく、無理にはがすことや削りすぎです。正しくオフをして付け替えていれば、続けていただいて構いません。気になる方には、爪を削らないタイプのベースジェルもご用意しています。
爪を休ませる期間は必要ですか
自爪に変色や痛みがなければ、あいだをあけずに続けていただいて大丈夫です。割れや薄さが気になるときは、1回分お休みして、ケアとオイルだけで過ごす方法もあります。爪の状態を見て、その場でご提案します。
付け替えとオフだけではどちらがよいですか
次も続けるなら付け替え、しばらく休むならオフだけ、で問題ありません。当店の定額コースは、当店で付けたジェルのオフ代を料金に含めています。
ジェルネイルの持ち期間を知って無理なく続ける
持つ期間は、ハンドで3〜4週間、フットで1か月半〜2か月が目安です。爪が伸びて根元があくこと、端から水が入ることを考えると、取れていなくてもこの時期に付け替えるのが安心です。
長持ちさせる方法は、水仕事の手袋、指の腹を使うこと、毎日のオイル、やすりでの長さ調整の4つでした。どれも今日から始められます。
「自分の爪だとどのくらい持つのか」は、一度付けてみると分かります。浮きやすい場所や爪の厚みを見ながら、次の時期をご提案しますので、お気軽にご相談ください。
COLUMNほかのコラム




